2026年夏の甲子園から導入!ビデオ検証(リプレー検証)とは?審判員の仕組みも解説

高校野球ルール・制度

「ビデオ検証って何?どんな時に使えるの?」「審判の判定に異議を唱えられるってホント?」
そんな疑問をお持ちの方へ。

この記事では、2026年の全国高等学校野球選手権大会から導入されたビデオ検証(リプレー検証)のルール・申請方法・対象プレーを徹底解説します。

仕組みを知っておくと、試合中の「なぜ今確認しているのか」がリアルタイムで理解でき、観戦がより深く楽しめます。


2026年全国高等学校野球選手権大会、大きく変わる

第108回全国高等学校野球選手権大会(2026年8月5日〜22日・甲子園)では、高校野球の歴史に残る複数の新制度が一度に導入されます。

・ビデオ検証(リプレー検証)の甲子園初導入
・指名打者(DH)制の導入
・女性審判員の甲子園デビュー
・暑熱対策による試合時間帯の変更

この記事ではビデオ検証を中心に、日本高野連の公式ルールをもとに徹底解説します。


ビデオ検証(リプレー検証)とは?

ビデオ検証とは、審判員の判定に異議がある場合に映像を使って確認・再検証できる制度です。MLBでは「チャレンジ制度」として定着しており、誤審を減らすことを目的としています。

高校野球では地方大会で先行して採用されていましたが、春・全国高等学校野球選手権大会大会への導入は2026年夏が初めてです。

日本高等学校野球連盟は2026年4月24日、正式に以下のように発表しました。


本日の理事会で、「大学及び高校野球におけるビデオ検証に関する特別規則」を承認し、高校野球の全国大会においてビデオ検証を採用することを決定しました。今夏、阪神甲子園球場で開催する第108回全国高等学校野球選手権大会から実施いたします。

日本高等学校野球連盟 公式発表(2026年4月24日)


公式ルール:申請の回数と手順

日本高野連の公式規定による正式なルールは以下の通りです。

申請できる回数

場面申請可能回数
9イニング(通常)1回
延長戦追加で1回
判定が覆った場合(9イニング内)さらに1回追加
延長戦で判定が覆った場合追加申請は不可

ポイント:検証の結果、判定が覆った場合にもう1回追加・9イニング内で最大2回まで申請可能。9イニング内であれば最大で複数回の申請が可能です。ただし延長戦では、結果にかかわらず以降の申請はできません。

申請のタイミング

「判定があった後、または当該判定に関するプレーが一段落した後、速やかに球審に申請する」と定められています。プレーが進んだ後では申請できないため、監督の素早い判断が求められます。

検証にかけられる時間

2分以内に確証が得られない場合、または検証できる映像がない場合は、元の判定が維持されます。


ビデオ検証の対象プレー(公式)

日本高野連が定める検証対象プレーは以下の通りです。

打球判定

プレー内容
ホームラン判定フェンス越えかどうかの確認
エンタイトルツーベース規則による二塁打かの確認
フェア・ファウル判定ライン際の打球判定

守備プレー

プレー内容
フォースプレイ塁へのタイミング確認
タッグプレイタッチのタイミング確認
キャッチ判定正規捕球かどうかの確認

走者の判定

プレー内容
追い越し前の走者を追い越したかの確認
塁の空過走者が塁を踏んだかの確認
タッグアップ離塁のタイミング確認

その他

プレー内容
ヒットバイピッチ死球かどうかの確認
スイング判定ハーフスイングの確認
危険防止ルール関連危険なプレーの事実確認

なぜ今なのか?導入の背景

高校野球でも長年「誤審問題」はファンの間で議論されてきました。特に甲子園という一発勝負のトーナメントでは、たった1つの判定が選手の高校野球人生を左右することもあります。

日本高野連は地方大会での試験運用を経て今全国高等学校野球選手権大会導入を決定。「正確なジャッジで球児の努力に報いる」という方向性が、ついに全国の頂点舞台でも実現します。


甲子園の審判員は誰が担当している?

プロ野球の審判員はNPBに所属する専任のプロですが、高校野球の審判員は各都道府県高野連に登録したアマチュアの審判員が担当しています。

資格取得の流れ

  1. 各都道府県高野連の講習会を受講
  2. 都道府県連盟に審判員として登録
  3. 練習試合・地区大会などで経験を積む
  4. 実力・経験が認められると地方大会、さらには甲子園大会へ

甲子園での配置

甲子園の1試合には7名の審判員が配置されます。

役割人数
グラウンド審判(球審・塁審)4名
予備審判員2名
控え審判員1名

知られざる現実

高校野球の審判員は本業を持ちながら活動している方がほとんどです。甲子園大会期間中は最低10日間の休暇が必要で、勤務先や家族の理解があって初めて成り立つ仕事。近年は若い審判員の不足も深刻な課題となっています。


2026年夏、女性審判員が甲子園に立つ

もうひとつの歴史的な出来事が、女性審判員の春夏甲子園大会デビューです。

地方大会では既に女性審判員が活躍していましたが、春・全国高等学校野球選手権大会大会での登板は今大会が初めて。100年以上の歴史を持つ甲子園で、審判員の多様化という新たな一歩が踏み出されます。


2026年夏の変更点まとめ

変更内容詳細
ビデオ検証甲子園大会で初導入・9イニング1回(覆れば追加1回)
DH制投手の打順に代打専門選手を置ける
女性審判員甲子園大会で初登板
試合時間帯午前1試合・午後3試合に変更(暑熱対策)

まとめ

2026年全国高等学校野球選手権大会は、ルール・制度の面でも歴史的な大会になります。

・9イニング1回・延長1回のチャレンジ権
・判定が覆れば権利は消費されない
・2分以内に確証なければ元の判定を維持
・ホームラン・フェアファウル・タッグプレーなど幅広いプレーが対象

「人の目で判定する伝統」と「テクノロジーによる正確性」のバランスをどう取るか——高校野球の新たな挑戦が始まります。

ビデオ検証の詳細・最新情報は日本高等学校野球連盟の公式サイトでご確認ください。
https://www.jhbf.or.jp/memberschool/regulation/review/

まとめ

2026年から導入されたビデオ検証のポイントをおさらいします。

・監督が申請できるのは9イニングで1回(判定が覆れば権利が戻る)
・対象はアウト/セーフ、フェア/ファウルなど映像で確認できるプレー
女性審判員が初めて5名配置されるなど歴史的な大会に

新しいルールが加わったことで、試合の緊張感はさらにアップ。今夏の全国高等学校野球選手権大会、ますます見逃せません。

▶ じゃらんで甲子園周辺のホテルを探す
▶ ヤフーショッピングで観戦グッズを探す

コメント

タイトルとURLをコピーしました